TOFD法による超音波探傷検査
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TOFDとは
TOFDとは、『Time Of Flight Diffraction』の略であり、直訳すると『回折波の飛行時間』となり『きず端部からの回折波の伝搬時間を利用した測定法』の総称として呼ばれています。
きずの高さ測定に対する精度が高く、探傷時間についても短時間処理を可能とした超音波探傷技術です。
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TOFD法
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TOFD法の原理
原理としては、右図のように送信子用と受信子用の各探触子を用いて、送信子から超音波パルスを発生させ、きずの端部(上端、下端)に衝突した際に360°方向に発生する回折波を受信子で受けて記録するものであり、この上端部、下端部から発生した回折波の飛行時間(到達時間)の差によって、きずの高さを測定(数値化)するものです。
また、送信子からの超音波パルスが最初に受信子に到達するのは、表面直下を伝播したラテラル波であり、きずがなければ、次に到達するのは底面反射波ということになります。
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TOFDの適用実績
1.ガスホルダー等、貯槽の供用中検査
2.高炉関連の熱風炉の溶接部検査
3.火力発電所の高圧蒸気配管の検査
4.高圧ガスの圧力容器の検査
5.橋梁、橋脚の隅角部、鋼製ジョイントの調査
6.オートクレーブやベッセル等の溶接部検査
7.クレーンガータの割れ確認調査
8.鋼構造物の劣化調査
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